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秋の歌

  • 執筆者の写真: 上村優子
    上村優子
  • 10月28日
  • 読了時間: 1分

更新日:10月29日

 

「四季」12の性格的描写op.37bis

         1875. チャイコフスキー   


10月Oktober 秋の歌 Chant d’Automne




秋はおとずれ、

小さな庭は黄金の落ち葉がいっぱいだ

木立のすき間に風が吹き、

木の葉、ふき飛び、舞い上がる

           トルストイ


もとは音楽雑誌との企画で、12ヶ月の季節の移ろいをロシアの自然風土と生活をうたった12の詩に、チャイコフスキーが曲をつけたもの。

出版は1876年。

旧暦なので今の時期より少し遅い時期かと思われます。


中学1年の発表会で7月刈り入れの歌、8月収穫を弾いてこの曲集に出会い、それから◯十年…なぜかこの10月の秋の歌に惹かれ、弾き続けています。

各声部が絡み合う構成が秀逸で、それを大事に弾くのに神経を使いますが、弾くたびに、すごいなぁ、と思います。


あんなに暑く長かった夏の記憶も薄れてきた頃、これから始まる冬の前に身体と心を落ち着かせる季節、私はピアノに向き合いたいと思います。


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